Connections テクノアルファ Webマガジン

Jan. 2014 Vol.5

Section02 アカデミックレポート

暮らしにかかわるEMC ~電磁波ノイズ対策~

テクノアルファの子会社である株式会社ペリテックのエンジニアTです。 聞き慣れない言葉ではありますが、実は身近なEMCについて3回にわたりお送りします。

私たちのまわりにはテレビや電子レンジをはじめ多くの電子機器製品があります。 一方、そのような製品を生産する工場などの産業分野、鉄道や物流などの交通輸送機関、銀行や証券取引のような金融機関など、様々な分野においても電子機器装置が活躍しています。 これら電子機器のおかげで、私たちの豊かな暮らしが成り立っているといっても過言ではありません。
このように電子機器が生活や社会インフラに深く関わるようになると、万一電子機器が正常に働かなくなった場合には大きな損害が発生します。 電子機器が増え始めた1980年代には冬場にコンピュータが止まってしまう、工場のロボットが誤動作して事故が起きるといった現象が出始め、新聞記事になりました。 研究者が原因を調べてみると「静電気」や「電磁波」が異常を起こす犯人だったことがわかったのです。 つまり電磁気的な妨害がコンピュータや電子機器に悪影響を与えることが明らかになってきました。 そこで、このような妨害について研究および評価をするEMCという分野ができました。 「EMC」とはElectromagnetic Compatibilityを略した用語で、日本語に訳しますと「電磁両立性」になります。
近年は電子機器への依存度が非常に高まってきており、EMCは今まで以上に重要視されています。 自動車を例に挙げますと、カーナビゲーション、スマートエントリーシステム、デジタル計器やエンジン制御などの数多くの電子制御回路が搭載されています。 電気自動車では動力も電気エネルギーから得ています。 パワー系やブレーキシステム等の異常は直ちに安全を脅かしますので、カーエレクトロニクスの分野においてはEMCの安全性をより高める必要があります。 EMCに問題が無いか各社において様々な評価が行われています。 このような努力によって私たちの安全で豊かな暮らしが実現しているのです。

電気自動車のEMC問題の例
図:電気自動車のEMC問題の例

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