Connections テクノアルファ Webマガジン

Jan. 2014 Vol.7

Section03 展示会出展レポート

ほろ酔い気分で展示会 ~日本とドイツの展示会はどう違う?~

筆者は、ここ20年近くエレクトロニクス分野でドイツを中心に欧州の展示会を頻繁に視察しています。 この1月に東京ビッグサイトで開催されたインターネプコンに行く機会があったので、筆者が個人的に感じた日本の展示会とドイツの展示会の違いに触れてみたいと思います。 そこに日本人とドイツ人のメンタリティーの違いもそこそこ見えるようで面白いです。

1.アルコールの提供

高電流に対応

一番の違いはブースでビール等のアルコールやソーセージなどの軽食が来訪されたお客様に提供されることです。 ブースに来られるお客様だけでなく、午後4時頃になるとブースの係員もビールを飲み始めることがしばしばあります。 もちろん、自分だけ飲むのはさすがに気が引けるのか、お客様が来た時は付き合いで飲む(やっとおおっぴらに飲める)といった感じで、中にはお客様が帰られてもそのまま飲み続ける強者もいます。 また、ブース係員同士が朝からプロセコという軽いシャンパンのようなものを飲み、今日も頑張ろう「プロスト!(乾杯)」とグラスをぶつけ合う風景もよく見られます。 日本では、アメリカと同様に法律で展示会ブースでのアルコール飲料や軽食の提供が禁じられているようですが、ドイツでは事情が全く違い、これは呑み助にとって、ドイツ展示会に行く楽しみと言えば言えないこともありません。 ビールはアルコールが強くないということから14、5歳の子供に飲ませても周りから非難されないドイツならではの風習といえます。 また、この写真にあるように欧州最大の産業見本市ハノーバーメッセでは会場敷地内このような本格的ビヤホールが常設されているほどです。

2.騒音

高電流に対応

日本の展示会の場合、入り口で整理員が駅のホームのように拡声器で色々入場者に案内していますが、これはドイツではまず見られません。 入口にそれぞれの看板がかかっているだけで来展者、出展者がそれを見てそれぞれのカウンターに静々と行くだけです。 ドイツの場合どこでも原則として「見れば判るだろう」というのがモットーなので、このような過剰サービスはまずありません。 それに加え、人件費が高いのでこんなサービスに金をかけられないことも理由にあると思います。
一方会場内の騒音は、ほぼ日本と同じレベルですが、ドイツの特長としては大きなメーカーのブースでは展示時間終了後よくブースでお客さんを呼んでパーティーを開くことです。 生バンドを呼んで音楽を演奏、アルコールはもとより軽食も提供され、夜10時頃まで騒がしいことがあります。 最近は省コストでこのようなパーティーは減ってはいるものの、日本の展示会の終了後、ただちにブースを片付け、会場内も暗くなるというのとは大違いです。

3.コンパニオン

そして日本の展示会ではブースの前でミニスカート姿の若いコンパニオンがカタログ配りをしている光景がよく見られますが、このような派手な風景はドイツの展示会ではまず見ることはありません。 日本の展示会にドイツ人を連れて行くと、この風景を見て「感動」する人達が多いです。 筆者もその一人になりつつあります。

4.通路のカーペット

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最後に書き忘れてはならないことがあります。 それは、ほとんどのドイツの展示会では通路にカーペットが敷かれていることです。 日本では筆者の知っている限りむき出しのコンクリートなので、長時間歩くと足が痛くなります。 これは入り口で大声を張り上げる整理員の代わりに来場者サービスとして日本でぜひ取り入れて欲しいものです。
反対にドイツの展示会にぜひ紹介したいのは弁当です。 ドイツの展示会でも会場内のレストランで食べることになりますが、日本と同様に昼食時には非常に混雑し、値段も高く味もいまいちという所が多くあります。 であれば、時間もかからず値段も手頃な弁当やランチボックスを売り出せば、かなり流行ると思います。 また、最近和食がドイツでも大流行しているので、和食弁当を売れば飛ぶように売れるのではないでしょうか。


ドイツ駐在員 Mori

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