Connections テクノアルファ Webマガジン

Aug. 2014 Vol.12

Section04 コラム

イングランド、スコットランドの旅

<1日目>
この7月4日、機材点検のため約2時間遅れで、成田からロンドンに向け旅立ちました。今回のツアーには我々を含めて23名の参加でした。バージンアトランティック航空のビジネスクラスは座席に余裕があり、自分の座席とは別に寝るためのスペースも用意されていて、サービス満点でした。
約12時間30分のフライトの後、無事、快晴のロンドン・ヒースロー空港に到着しました。 ロンドン市内のオックスフォード・ストリートに面したマーブルアーチホテルで小休憩したのち、夜の街の散策をしました。 20時半頃まで空は明るく、ショッピングを楽しむ人々で混みあっています。 私個人では、イギリスには英国商社のDODWELL勤務時代に25回ほど訪ねたことがありますが、ほとんどが仕事中心のため工場やオフィスがある地域でした。 今回、田舎方面への旅は初めてだったので、期待に胸を膨らませていました。

大英博物館
大英博物館

<2日目>
この日は、大英博物館を2時間ほど見学しました。 ギリシャ、エジプト関係の展示コーナーには、ギリシャ文明最古の文字が石に刻まれたロゼッタストーンや、イギリスがギリシャ、エジプトから持ち帰った数々の彫像がありました。 私は、40年ほど前に仕事でロンドンに来たときに、半日ほどかけて館内を見ているので、今回はそれほどの感動はありませんでした。 昼食はロンドン橋近くのパブレストランでとりました。 ロンドン橋からはEUで一番高い四角錘のビルが見えました。 「ザ・シャード」といい、約310mあるそうです。
午後は、イギリスの田舎として最近人気のコッツウォルズ地方の北部にある、スタントンやチッピング・カムデンを訪ねました。 昔からある、はちみつ色のウーライト(石灰岩)の石積み構造と、かやぶき屋根がなんともいえない雰囲気を醸しだし、町の景観を保っています。
この日から3連泊したホテルのザ・リゴン・アームスは、由緒あるホテルで500年以上の歴史があります。 ピューリタン革命時代、オリバー・クロムウェルが宿泊したこともあり、革命のもう一方の当事者で、処刑されたチャールズ国王も宿泊していたという因縁のホテルです。
近くにヒドコット・マナーガーデンがありました。 アメリカ人のローレンス・ジョンストンが1907年から30年もかけて作り上げた、各地から寄せ集めた珍しい木、花、植物が広い庭園にちりばめてられており、今ではイギリスのナショナル・トラストに寄付されています。


コッツウォルズの田舎
コッツウォルズ地方のかやぶき屋根の家

<3日目>
コッツウォルズ南部の村、バートン・オン・ザ・ウォーターやバイブリーを訪ね、古い家屋が今なお残る田舎を散策しました。
ウィリアム・モリスがこの地方の草花を壁紙などにデザインしたことで有名ですが、彼はコッツウォルズ地方の中で、バイブリーが特に美しいと表現しています。 この地はザ・スワン・ホテルに代表されるように水辺にたくさんの白鳥がいました。


エーボン川の遊覧
エーボン川のボート遊覧

チェスター地方の木骨の家
チェスターの木骨の家

<4日目>
コッツウォルズ地方での最後の日の朝は、フットパスを約40分散策しました。 フットパスとは国が認定した散歩道で、イギリス全土に約24万キロメートルもの道が網の目のように張りめぐらされています。 牧場、畑、山林など個人所有の土地にも進入が可能で、人々が散歩を安全に楽しむことが出来る歩道なのです。
いつもの朝食はイングリッシュ・ブレックファストといわれるものでしたが、この日はベネデイクト・エッグという、焼いたパンにハムとボイルした卵が載せてあり、その上からソースがかけてあるものを食べました。
午前中は、イギリスには昔から川が多く、それを利用した運河の一つ、エーボン川の遊覧を楽しみました。 ナローボートという幅2.1メートル、長さ20メートルくらいの居住空間があるボートが停泊しているのを見たり、川辺にあるシェクスピアが眠る教会を見たりしました。 川の高低差を利用し、ゲートの開閉でボートを上流から下流、また下流から上流へと移動させる運河の仕組みを見学することもできます。
また、シェクスピアの生家やその妻の実家を見学しました。 生家はこじんまりした家で、父が皮革職人だったので家の中に仕事場を持っていました。 妻の実家は同じ村にあり、庄屋のごとく大きな屋敷で、シェクスピアも妻の実家をよく訪ねていたようです。


コンウィ城
コンウィ城

<5日目>
リバプールの南にある城郭都市、チェスターへ向かいました。 バスの中ではビートルズのヒット曲の数々を流してくれ、青春を取り戻すひと時でした。
チェスターは、その昔ローマ人が作った町で、隣接するウェールズから敵が侵入するのを防ぐ要塞として城壁が作られました。


コンウィ湾から見る風力発電風車
コンウィ湾から見る風力風車

<6日目>
チェスターから約1時間のバス移動でウェールズに入ると、そこにはイングランドとは少し趣が異なる景色がありました。 小高い山や丘陵地が連なっています。
13世紀に築城されたコンウィ城はわずか4、5年間で築かれ、世界文化遺産にも登録されています。 コンウィの町は海に面しており、コンウィ湾の沖合には非常に多くの風力発電用の風車が林立しているのが見えます。
この街にはギネスブックに登録されている、世界で一番小さい家があります。


アルスウォーター湖
湖水地方

ピーターラビットの村
ピーターラビットの村

<7日目>
コンウィから東のハワースに向かうバスの中で、ブロンテ姉妹の代表作である「嵐が丘」のビデオを上映してくれました。 そこに登場するヒースの丘も見ました。 花の見ごろにはまだ早かったのですが、8月には花が一面に咲き、丘を埋め尽くすそうです。
午後は、スキップトンから景勝鉄道に乗りました。 ヨークシャーデイルズ国立公園を通り抜けて、カークビー・ステファンまで約1時間の列車の旅でしたが、車内は観光客でほぼ満員。 列車から見える風景は羊の放牧と、うねる一面の草原でした。 この日は晴天で気温も26度とイギリスでは暑いくらいの気候でした。
夜は、団体客があまり宿泊しないマクドナルド・リーミング・ハウスというホテルに泊まりました。 ホテルの前にはイギリス詩人、ワーズワースの「水仙」の舞台になったアルスウォーター湖があります。

<8日目>
朝、7時半だというのに太陽は日本の9時過ぎを思わせる位置にあり、すでに日差しは強いです。 ホテルから望む景色は、正面のアルスウォーター湖とその背後の山が絵葉書のようでした。 湖水地方は大小600ぐらいの湖があり、大昔、氷河が山間部を削り取ってできたといわれています。 この地方はコッツウォルズとは異なり、建物は屋根材にスレート(粘板岩)が用いられているのが特徴です。
午前中にイギリスで一番大きい公園、グラスミアを約1時間かけて散策しました。 昼食はサラダと地元の有名なソーセージでしたが、ソーセージは長さ約40センチメートルもあり食べきれない量でした。 午後はピーターラビットの村へ行き、作家であるベアトリクス・ポターの農場を見学し、ピーターラビットのお土産を買いました。


エジンバラ城
エジンバラ城

<9日目>
旅の最終目的地であるスコットランドのエジンバラに向かいました。 大英帝国はイングランド、ウェールズ、スコットランド、そして北アイルランドの4つの国から構成されていますが、2014年の8月にはスコットランド独立の賛否を問う国民投票が行われます。
市内観光ではカールトンヒルに上り、高い位置から旧市内や新市内の全容を見ることができました。 そして、ホリールード宮殿やエジンバラ城を見学。 日本で別れの歌として卒業式などで歌われる「蛍の光」は、元々はスコットランド民謡で、当地では年末の年越しの時に歌われます。

<10日目>
最終日は自由行動でしたが、添乗員と希望者で王室のヨット「ブリタニア号」の見学に行きました。 王室専用のヨットだけあって豪華な設備や調度品がいっぱいで、2時間かけて船内を見学しました。 現在、このヨットは役目を終えて見学用に展示されています。
この後、美術館で有名画家の絵を鑑賞し、ツアー最後の晩餐はホテル正面に位置するレストランでとり、部屋に戻ってサッカーワールドカップの決勝戦ドイツ対アルゼンチンを見て、眠りにつきました。

松村勝正

是非、この記事に対するご意見・ご感想をお寄せ下さい。
より良い情報をご提供するための参考とさせていただきます。

ご意見・ご感想

Webマガジン Vol.12メニュー

お問合わせ

テクノアルファ Webマガジンをご覧いただき、誠にありがとうございます。
当サイトについてのご意見・ご感想・ご要望等は、以下のお問い合わせフォームにて、お気軽にお寄せ下さい。
より良い情報をご提供するための参考とさせていただきます。

お問合わせはこちら

コンタクトイメージ画像

Webマガジン