ボイド低減実験

May. 2016 Vol.17

Section04 海外出張レポート

アメリカ出張記 ~全米で最も住みやすい街と銀~

アメリカ出張記

2016年2月に製品研修でアメリカのロードアイランド州にあるTechnic社の貴金属粉末部門を訪問してきました。 隣国のカナダにはワーキングホリデーで訪れたことはありましたが、アメリカは初めて降り立つ国でした。 出発時の精神状態は(不安×緊張×時差×英語)÷ 訪れた事のない場所に行くわくわく感 = ほどよい緊張感、でした。
アメリカと聞くとニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントンやカリフォルニアといった州や都市が有名どころではないでしょうか。 そもそもロードアイランド州ってどこ?と素朴な疑問を抱く方も少なくはないと思います。
ロードアイランド州は、マサチューセッツ州ボストンにあるLogan International Airportから車で南に1時間ほど下った場所にあり、アメリカでは一番面積の小さい州で、滋賀県と同じくらいです。 一番小さな州ではありますが、アイビーリーグ(アメリカ東海岸のエリート私立大学群)に所属しているブラウン大学や、調理学部が全米で常に1番か2番を争うジョンソン・アンド・ウェールス大学があり、CNNでは「米国で最も住みやすい街」に選出されているぐらい、非常にお洒落な雰囲気です。 海外出張先では朝、ホテル周辺をランニングしながら街並みを観察するのが趣味である私にとっては、他の街と比べそのおしゃれな雰囲気を肌で感じられ、1番気持ちよく走れました。 街並みの写真を撮っていないので、ここに載せることができず非常に残念です。

絶品の料理

街並みに加え、調理学部が全米で常に1番か2番を争う大学があるせいか、とにかくどの料理を食べても絶品! 研修で疲れ果てた一日の終わりに、絶品の料理を楽しむ贅沢さはこの地ならではないかと思われます。
ただ、レストランで席に着いてから料理が出されるまでのわくわく感でテンションが上がり、前菜を食べながらの会話も弾む中、メイン料理であるとてつもなく大きな肉が出された瞬間に今までの笑顔が消えました。 店員さんに「これからこの量、冗談だよね?」と言いそうになりましたが、残った肉は持ち帰りできると聞いて笑顔が戻りました。 今回のアメリカ出張には日本から同行者が2名いましたが、3人同時に笑顔が消えて無口になる、何ともいえないあの瞬間!!! 製品研修とは別枠の胃袋拡大研修になるところでした。

さて、前置きが長くなりましたが、肝心のTechnic社の概要や研修についての話に移ります。
Technic社は、1944年に創業してから今日まで70年以上続く金属粉末の加工をする老舗企業です。 金属粉末を加工するというだけではイメージしづらいとおもわれますので、一例をあげてみます。 ダイアタッチに使われる導電性ペーストの中に密集した銀がつまっているのを想像してみてください。 熱伝導率を確保するために、銀混合物に熱をかけると銀が凝集し、バランスよく拡散する仕組みとなっていますが、ただ普通の銀を溶剤や樹脂に混ぜたのではこの現象は起きません。 化学的に銀に加工をし、それと相性のいい溶剤や樹脂を混ぜ合わせ導電性ペーストを作ります。 この化学的に銀に加工する部分をTechnic社が担っています。
研修では、銀粉や金、パラジウムなどいくつかの製品の研修を受けましたが、いままでの英会話の中で化学関係の用語を使う機会は滅多になかったので、聞いては質問をすることの繰り返しでした。 初日、何度も出てくる聞いた事のない化学用語に心が折れそうになり悲しくなりましたが、わからないことはその場で質問をするとTechnic社の担当者の方々が丁寧に答えてくれたおかげで、なんとか無事に研修を終える事ができました。 これからまだまだ分からない事に遭遇すると思いますが、復習を積み重ねて徐々にいろいろなことを覚えてきたいです。

以上


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