Connections テクノアルファ Webマガジン

May. 2016 Vol.17

Section05 コラム

「経理マン」参上!Vol.2

経理コラム

皆さん、こんにちは。
前回は「経理って何をしてる人なの?」というお話でした。
今回は、経理が作っている財務諸表の中の損益計算書のお話です。

前回のおさらいですが、損益計算書とは「ある一定期間における収益と費用の状態を表すもの」です。 それでは収益とは何でしょう?費用とは何でしょう?
大雑把なイメージとして、まずは下記のように考えてみましょう。

「収益」=「売上」=「会社にお金が入ってくること」
「費用」=「経費」=「会社からお金が出ていくこと」

営業の皆さんが顧客に商品を売った場合、それは「売上」だから「収益」です。
会社で使っているパソコンが壊れたので、新しいパソコンを買った場合、それは「経費」ですので「費用」です。 出張のための交通費や宿泊費ももちろん費用ですし、皆さんに支払われる給与も社員側から見るとお金が入ってくるのですが、会社側から見るとお金が出ていっているので費用です。

次に「収益と費用の状態を表すもの」の「状態を表す」というのはどういうことでしょうか。 これは「収益」から「費用」を引いて、どれくらいの「損益」になるかを示すことです。 もっと簡単にいえば、「儲かっているかどうか」です。 まとめると、損益計算書とは「ある一定期間における会社の売上や経費をまとめて損益を計算し、どれぐらい儲かっているかを示すもの」ということです。

次に「損益」の種類について説明していきます。
損益計算書の損益は、大きく分けて5種類あります。
1)売上総利益:売上高から売上原価を引いたもの
2)営業利益:売上総利益から販管費及び一般管理費を引いたもの
3)経常利益:営業利益に営業外収益を加え、営業外損益を引いたもの
4)税引前当期純利益:経常利益に特別利益を加え、特別損益を引いたもの
5)当期純利益:税引前当期純利益から税金を引いたもの

まずは1)の売上総利益から説明していきましょう。
売上高とは、売上原価とは、どんなものなのでしょうか。
「売上高」は何となく想像がつきませんか? 「売上」というキーワードが入っている通り、つまりは「売れた時の金額」です。
では「売上原価」とは何でしょう? 「原価」ですので、「費用」な感じがしませんか?

突然ですが当社、テクノアルファは半導体製造装置や電子材料等を輸出入販売している専門商社であります。 従って、当社では半導体製造装置や電子材料を仕入れる、つまり買った金額が売上原価であり、販売した金額が売上高になります。 なぜこのような話をしたかというと、何が売上高になり、何が売上原価になるかというのは会社によって異なるからなのです。
先に例を挙げた「新しいパソコンを買った」ことや、「出張のための交通費や宿泊費」は基本的にはテクノアルファでは売上原価に入りません。 しかし、当社がパソコン製造メーカーであればそれは売上高になりますし、たとえば、当社が鉄道事業やホテル等の運営を行っていれば、「出張の為の交通費や宿泊費」も売上高になります。
「売上高」とはその企業の主たる営業活動によって得た「収益」であり、
「売上原価」とはその売上を生み出すために直接必要とした「費用」だからです。

もう一つ例を出しましょう。

営業マンのAさん、今期の売上目標達成まであとわずか1万円です。 しかし、この1万円がどうしてもクリア出来ません…。
「ヤバイ!このままじゃクビになるかも!どうしよう…あと1万円…何とかしないと…」
必死に顧客への提案書を作りながら、パソコンのキーボードを叩き続けるAさん、ん…?パソコン…?
そうだ! Aさんはオークションサイトで自分のパソコンを1万5千円で販売し、見事、目標を達成しました!めでたし、めでたし…

いろいろと問題のあるこの昔話ですが、残念ながらこの場合のパソコンの売上代金はパソコンの販売が会社の主たる営業活動ではない場合、「売上高」にはなりません…。

次回は損益計算書の2)の営業利益以降の説明をしていきます。

以上


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