Connections テクノアルファ Webマガジン

Vol.21 - September 2017 海外出張レポート

『都市部 再利用水・排水の救世主!?』

マリン・環境機器グループのSです。
2017年春、2週間にわたりヨーロッパ出張に行ってまいりました。 訪問先のオランダ、フランス、デンマーク、そして宿泊先としてのドイツも含めると4ヵ国に滞在しました。
出張の最終地であるデンマークでの滞在は週末を挟んだため、日曜日はHop-On Hop-Off Copenhagenというバス・水上バスを利用し市内観光をしました。 約30ユーロで48時間乗り降り自由のサービスで、救世主教会や人魚像を水上バスの上から眺めることができ、日本語の音声ガイドもあるので満足のいくものでした。

救世主教会

人魚像

ところで今回の出張の一大目的は、デンマークに本社・生産拠点を置くCembrane(センブレン)の製品トレーニングです。 Cembraneは水処理・排水処理・造水等に利用可能な浸漬式セラミック膜を製造している会社です。 設立して間もないですが、世界各国にて着実に納入実績を積み上げている成長著しい企業です。

Cembraneの膜にはSiCを使用しており、膜材質の中でもっとも高い透過性能を誇ります。 また、材料由来の電荷特性からpH2.4~14まではフロック・油などを弾く性質を持つことから、結果として他材質の膜と比較し設置スペースを削減できるというメリットがあります。
これまでの納入実績としてMBR半導体処理水-再利用、海水淡水化RO前処理、随伴水処理、地下水飲適化等々が挙げられます。 直近では台湾の空港内での厨房排水を再利用するための処理設備の一部として受注いたしました。
1990年代には地球環境を保護する目的としてゼロ・エミッション(排出ゼロ構想)が提唱されており、近年、国内では産業施設において排水をせずに施設内で再利用するゼロ排水(Zero Liquid Discharge)についての関心も高まってきております。 上述の半導体工場の事例や、空港での事例についても、施設内での廃水の再利用を目的としております。

再生水においてCembraneの膜を用いることのメリットとして、今後の拡張性や受入可能水質変動に対応できることが挙げられます。 設置スペースに制限があり、処理槽の拡大・追加工事が難しい場合でもCembraneの膜を用いれば有機膜を用いた既存設備への膜リプレイスのみで処理量を増加させることも可能です。
まだまだ浸漬膜市場においてニッチな製品ですが、有機膜では対応が難しいアプリケーションも守備範囲としております。これからも認知度アップ・シェア拡大を目指して努力いたします。
お困りのアプリケーションがございましたらお気軽にお問い合わせください。

Cembrane社

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