装置開発の技術集団・チームSKG

セラミック用基板分割装置

CSM-7000

テクノアルファ製セラミック基板分割は、部品などがすでに実装されている基板や分割状態がシビアな基板に適している“G&B方式”や、量産効果を求める白板用向けの“P&B方式”などセラミック基板の状態に合わせた分割方式を提案いたします。

30年以上セラミック分割に携わっているスタッフが、基板分割の自動化によりコスト削減と品質向上を実現し、画像検査ユニット、搬送装置、更にはレーザースクラブ装置の選定までトータル的にサポートいたします。
高品質を求める車載向けの基板などの分割も経験豊富なプロがご相談を承りますので、お気軽にご連絡ください。

セラミック基板の各種分割方法

G&B分割方式

Q.どんな分割方法?

  • 板チョコレートを手で割るように上や横から基板を挟んで割る方式となります。

Q.どのような基板に向いている?

  • すでに実装されている基板や、分割条件また基板へのダメージががシビアな基板を分割する際に有効です。

P&B分割方式

Q.どんな分割方法?

  • 基板の分割面を上から分割ユニットでストレートに押し下げて分割します。

Q.どのような基板に向いている?

  • 実装前のシート基板の分割に最適な分割方法となります。
    構成によってはタクト的にも有利な方法となります。

セラミック基板の分割対象と分割状態

分割対象のセラミック基板

スクラブラインが入ったセラミック系基板であれば分割可能です。

  • アルミナ
  • 窒化アルミ
  • 窒化ケイ素
  • その他

セラミック基板に実装した後でも分割は可能です。

分割状態

Q.基本的に分割状態はどのように決まるのか?

  • 分割状態はスクラブライン状態と分割方法に大きく依存します。
    分割面のバリ・えぐれ等を軽減できる条件を考える必要があります。

参考資料:

バリ発生 バリ無し
スクラブ曲がり スクラブ状態良好

テクノアルファ製基板分割装置の強み

①30年以上の経験

セラミックの基板分割に30年以上携わり、数多くのセラミック用分割装置の設計・製作を手掛けておりますので、分割の方法から分割状態までアプリケーション全般にわたってサポートいたします。

②いろいろな分割方式

G&B方式やP&B方式など基板状態に合わせたご提案が可能です。
単純に分割するのではなく、治具を使った評価とお客様の要求仕様からどのような方式が最適か判断しご提案いたします。
このプロセスを踏むことにより、導入後に安定して生産が可能です。

③トータル的な提案

分割状態はスクラブ状態と分割方法に大きく依存します。
そのためレーザースクラバを含めた提案(評価)が可能となり、レーザーと基板分割装置を一体化したスループットに優れた装置も製作可能です。


【一体化装置】
①供給部 ②レーザスクライバ ③基板分割装置 ④収納部

④高度な技術力

基板分割後に使用する実装装置(ダイボンダ・ワイヤボンダ)なども扱っておりますので、分割だけでなくその後の基板状態などのトータル的なサポートが可能です。
また、実装装置で培った高度な技術力で、安定した装置を提供いたします。

装置の特長

パフォーマンス

  • 部品搭載後の分割も可能
  • バリの低減化構造
  • 銅板パターンなどの表面状態がセンシティブな製品においても、傷をつけないように分割・搬送可能
  • 分割時の基板へのダメージ(ひずみ)を低減可能

操作性・装置構成のフレキシビリティ

  • ユーザーフレンドリーな設定が可能
  • 品種設定可
  • 特殊なワーク・マガジンにも対応可能

種々の基板サイズに対応

  • ユーザーの基板サイズに合わせてフレキシブルに対応

メンテナンスと信頼性

  • 定期メンテ項目の低減
  • 配線数、コネクタ数を少なくする事による装置信頼性アップ

装置のユニット一例

分割ユニット

基本仕様は耳分割→長辺分割→個辺分割となります。
お客様のワークの仕様に合わせて、最適な分割方法をご提案させて頂きます。

供給/収納ユニット

マガジン、トレー、またはインラインまで、お客様の仕様に合わせて製作いたします。

検査ユニット

分割後の基板のバリ、欠け、寸法測定を行うユニットをオプションで取付可能です。
ご予算に応じて、画像処理の種類や簡易検査の御相談も可能です。

参考動画

ローダから供給されている基板を1次分割→2次分割→3次分割(個片)→画像検査まで対応しております。
G&B方式ですので、基板上に素子が実装されていても分割が可能です。

参考仕様(一例)

基板種類 セラミック系基板(単層・積層)
装置構成 ローダ/耳分割/長辺分割/個辺分割/外観検査/インライン排出
装置外形寸法 1,850(W) x 900(D) x 1,800(H)
※シグナルタワーを除く
重量 750kg
供給エア 0.4MPa以上
電源 三相AC200V