Section02 海外出張レポート
ドイツなのにNOソーセージ!
毎度どうも!電子材料・機器グループのNです。
5月の話になりますが、初めてのヨーロッパとなる初めてのドイツに行ってまいりました。
北米の滞在経験があった私は北米感覚でドイツに降り立ちましたが、まずは文化の違いに驚かされました。
全てが日本とほぼ同等レベルに正確でした。電車・バスの公共交通機関も時間通りに運行され、待ち合わせの時間も正確。
日本にいる感覚とさほど変わらず、私なりの海外の醍醐味を失った気分でした。
そんな気分でタクシー乗り場に並んでいると、見渡す限り全てのタクシーが「メルセデス・ベンツ」なのです。 このままではえらい高い料金になると思い日本車のタクシーを必死に探しましたが、やはり全てベンツでした。 後になって、近くにベンツの本社及び工場があるのでベンツが多いのだということを現地の方から教えていただきました。 日本車を諦めベンツタクシーに乗車すると、料金は意外とリーズナブル。 気分よく乗車していましたが、窓から見える風景の通り過ぎるスピードがいつもよりだいぶ速く感じられ、メーターを覗くとなんと230kmで高速をブッ飛ばしているではありませんか。 そう、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ドイツの高速は速度無制限箇所があるので、ほとんどの車が200kmオーバーの激しい運転をしています。
そんな運転のおかげであっという間に目的地へ到着しました。 目的地はNagoldというドイツ南部の田舎町で、この町に拠点を構える「Diener社」への訪問が目的です。
Diener社は、弊社が日本総代理店として扱っているプラズマ装置のメーカーで、今回は数年に一度行われるセールスミーティングに出席してきました。 Diener社は主に小型(卓上型)のプラズマ装置に力を入れており、日本マーケットでも様々な分野で使用されています。
分野としては半導体・自動車・医療・衣類等があり、プラズマ処理用途は大きく分けると、表面クリーニング・表面改質・エッチング・薄膜コーティング等があります。
装置の仕様詳細は下記のページにてご覧ください。
Diener社製プラズマ処理装置
最近では様々な用途への応用も増えてきており、セールスミーティングでは世界各国の新用途情報のシェア、及びケーススタディを行いました。 私も今後の日本でのプラズマ装置ビジネスに役立てていければと思っております。
ところで、このDiener社が位置している地域は「Black forest」と呼ばれ、自然豊かな山に囲まれた、ドイツならではの歴史や伝統を伝えてくれる素敵な町でした。
田舎町なので観光客は全くおらず、本当のドイツに出会えたと思います。
「Black forest」と呼ばれるくらいですから、天候が頻繁に変わり、あいにく私が滞在した時間のほとんどが天候不良でした。
街並みは完全に日本人が想像するヨーロッパで、全てが日本とは異なり、建物の一つ一つが美しくて、街を歩くだけで魅了されました。
自分自身が映画の中にいるように思い、新鮮な気分を味わったのを覚えています。
さて、ドイツの食事といえば「ソーセージ!」と皆様思われるでしょうが、一週間の滞在中に一度もソーセージを食べることなく、帰国しました。
この地域ではあまりソーセージは食べず、洋式餃子の様な食べ物が有名とのことでした。
本場のソーセージ&ポテトを一度は食してみたいと楽しみにしていましたが、この楽しみは次回に取っておこうと思います。
「NO ソーセージ!」ではありますが、ぜひ皆様もドイツへ行く際はNagoldを訪れてみてはいかがでしょうか。