温度データロガー DP5シリーズVol.31 - August 2020

最新モデル DP5シリーズ

制御系の一新により使い勝手が向上
温度ロガー DP5シリーズ
制御系の一新

温度データロガーのパイオニアであるFluke Process Instruments社(旧イギリスDatapaq社)。
その温度ロガーは各種リフロー(真空・VPS・セレクティブソルダリング含む)、真空成膜、プリント基板製造、太陽電池セル/モジュール製造など、半導体・電子部品業界における温度測定の分野において世界各国のユーザーから高い評価を受けています。
このたびFluke Process Instruments社がリリースした最新モデルは、汎用USBケーブルの採用、全てのモデルで充電池がユーザーにて交換可能になるなど、ユーザーの使い勝手の改善を実現した 『DP5シリーズ』です。
複数回の測定データがロガーメモリー内に保存可能となっているほか、校正情報もロガーメモリに保存されており、校正証明書をいつでも確認・プリントアウトできます。また、航空機のブラックボックスにも使用されている断熱材を使用した耐熱ケースは今回のモデルチェンジによりカバーのロック機構が変更され、使い勝手が大幅に向上しました。

専用ソフトウェア

Fluke Process Instruments社はハードウェアだけはなく、ソフトウェアも業界・用途に特化したバージョンを開発しています。リフロー/ウェーブ/局所はんだ付け(セレクティブソルダリング)のInsight Reflow Tracker、太陽電池の各種プロセス向けのInsight Solar Trackerをご用意しており、各プロセスで要求される分析項目を標準搭載しています。
データロガー(校正証明書付属)、耐熱ケース、専用ソフトウェア、通信ケーブル、USB充電器、熱電対、キャリングケース、取扱説明書がセットとなっており、お客様のPCに専用ソフトウェアをインストールしていただくことでご使用いただけます。

装置特長
  1. Bluetoothによるリアルタイムモニタリング、データダウンロード・リセットに対応。※
  2. 通信ケーブルは汎用USBケーブル(A - miniB)。PCのUSBポートからの充電にも対応。
  3. バッテリーはニッケル水素充電池。全てのモデルでユーザーによる交換が可能。
  4. 校正情報をロガーメモリに保存。いつでも校正証明書をプリントアウトできます。
  5. 既存のほとんどの耐熱ケースと互換性があります。

※Bluetoothによるリアルタイム通信の可否は、使用環境(プロセス)・炉の寸法・構造等の影響を受けます。

製品仕様
モデルDP5660 DP5661 DP5662 DP5612 DP5622
寸法(H×W×L,mm) 11.7×106×150 11.7×60×301 20.0×57×165 20.0×106×165 20.0×60×237
チャンネル数 6 6 6 12 12
補足 DQ1860 後継モデル DQ1861 後継モデル DQ1862 後継モデル 新型モデル DQ1812 後継モデル
  DP5660 DP5661 DP5662 DP5612 DP5622

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